IPOには丸和運輸機関のような新規公開株もある

IPOというと初値が公募価格の何倍にも跳ね上がって、公募価格で手に入れることができればそれだけで大きな利益を期待することができる銘柄だと思っている人もいることでしょうが、必ずしもそのようなことはなく初値が割れてしまうような新規公開株も無いわけではありません。
丸和運輸機関のように物流会社という目新しさがない業種に加え、東証二部といった注目を集めにくい市場に上場する場合、あまり買い手が増えずに初値が高くならないということも多くあります。
丸和運輸機関に関してもそれが当てはまり、公募価格が3400円に対して初値が3100円という値段であったため、公開価格で手に入れて初値で売った場合には100株の当選で3万円の損失を出してしまうという結果になってしまいました。

このようにIPOといえども丸和運輸機関に注目度が、低い新規公開株の場合には買い手が少なく値段が上がらずに、公開価格を割れてしまうということも珍しくありません。
しかし、丸和運輸機関の場合には元々の価格設定に割安感があったことから、初値がついてから堅調に右肩上がりで、上昇していきました。
IPOは株価が乱高下しやすい傾向に多いのですが、丸和運輸機関の場合には元々それほど注目されていたわけではないため、新規公開株といえども価格が大きく動くことがなく徐々に株価が上がるにつれて割安性や業績の良さなどが評価されることによって、順調に株価が上昇して行ったのです。
そのため、このような銘柄はIPOに期待される大きな利益を短期間で得るという目的としては不向きですが、純粋な投資といて考えた場合には投資のしがいのある銘柄となっているため、長期的な視点で投資をするというのもひとつの方法になります。